意匠法特有の制度

関連意匠で広い範囲をカバー

 関連意匠制度とは、デザイン開発の過程で、一つのデザインコンセプトから複数のバリエーションのデザインが創作された場合に、各々のデザインについて独自の意匠権を得ることができる制度です。この制度によって、最終的に採用に至らなかったデザインについても保護を受けて、類似品を排除することができます。この制度を活用するためには、以下の要件を満たす必要があります。

デザイン開発
  1. 本意匠(基本型の意匠)とこれに類似する関連意匠(バリエーションの意匠)が、以下の関係を有すること(右図において、Aは本意匠、B1,B2,B3は関連意匠を表します。)すなわち、バリエーションである関連意匠(B1,B2,B3)はそれぞれ基本型である本意匠(A)に類似していなければなりません
  2. 各々の意匠(本意匠、関連意匠)が新規性、創作非容易性等の登録要件を満たすこと
  3. 本意匠の意匠公報が発行されるまでに関連意匠を出願すること

これらの要件を満たした場合は、複数の意匠にそれぞれ独自の意匠権が与えられることとなります。つまり、本意匠と同一又は類似の範囲だけでなく、関連意匠と同一又は類似の範囲にも、意匠権の効力が及びます。

植物栽培用プレート
本意匠(意匠登録第1408416号) 関連意匠(意匠登録第1408591号)
関連意匠(意匠登録第1408592号) 関連意匠(意匠登録第1408593号)
特許・知財のBESTパートナーあいぎ特許事務所(名古屋)の意匠登録出願サイト